私のための初心者講座7時間目「ゲーム(ターン)の流れ」(通算第20話)

こんにちは。私のための初心者講座7時間目は「ゲーム(ターン)の流れ」です。



いよいよ本格的な内容になってきたわね。今回は少し長いかもしれないけどついてきてね。



はい!よろしくお願いします。



まず最初はこれを見てください。





おぉ・・・、なんか難しそうです。



パッっと見は難しそうに見えるがすぐに覚えることができるはずじゃよ。まずは1番最初、1ターン目の流れじゃ。



始める前にまずは先攻後攻を何かしらの方法で決めてね。



ジャンケンとかコイントスとか便利なアプリとかね。



それで開始時のライフはお互い20点。自分の体力やHPのことだね。



ところでアトくんは「デッキ」というのはわかるかの?



はい、聞いたことがあります。カードの束のことですね。



そうじゃ。自分で好きなように作ったカードの束のことじゃの。MTGではプレイ中はデッキのことを「ライブラリー」と呼ぶぞい。



ライブラリー、図書館ですか。いろいろなカードが入っているのでぴったりな名前ですね。



そのライブラリーをよくシャッフルして上から7枚引きます。これが最初の手札になるよ。



ライフは20点、手札は最初7枚と・・・メモメモ。



じゃあ1ターン目を詳しく見ていくね。
もう1度さっきのターンの流れを出します。





1ターン目先攻プレイヤー
①開始フェイズ
①ー①アンタップ・ステップ



①ー①のアンタップ・ステップは名前の通りで自分がコントロールしているタップ状態のカードをアンタップするタイミングね。



ここで用語じゃ。自分がコントロールしているすべてのカードのことを「パーマネント」と呼ぶ。重要な用語じゃからよろしくの。



パーマネントとは自分がコントロールしているすべてのカードのことをいう・・・メモメモ。



オッケー。1ターン目の①ー①アンタップ・ステップは当然1ターン目だからカードを何も出していない、自分のパーマネントがないわよね、つまりアンタップするカードがないのでとばすわよ。



続いて①ー②アップキープ・ステップ



MTGでは〇〇ステップのステップを省略する場合もある、当サイトでもここからはステップを省略する場合があるのでご承知おきくだされ。フェイズも同様じゃ。



アップキープはカードの能力で「アップキープに〇〇する」というのがある場合にそれが発動するタイミングね。アンタップのときと同じで1ターン目はなしね。



①ー③ドロー・ステップ



①ー③ドロー・ステップでは自分のライブラリーの1番上からカードを1枚引くんだけど、先攻プレイヤーは1ターン目だけ引けないわ。



うむ、先攻プレイヤーが先に行動できる有利性を削ぐのが目的じゃの。1ターン目先攻プレイヤーは①開始フェイズの3つはすべてなし、ということで開始後すぐに②の戦闘前メイン・フェイズにいくんじゃ。



先攻プレイヤーは1ターン目はドロー・ステップでカードを引けない、いきなり②戦闘前メイン・フェイズからスタートと・・・メモメモ。





はーい、じゃあ②戦闘前メイン・フェイズ



②の戦闘前メイン・フェイズでは土地を出したりいろいろな呪文を唱えたりできるわ。土地を出してタップしてマナを出してカードを使うってわけね。



ここでポイントじゃ。土地カードは1ターンに1枚しか戦場に出すことができんぞ。ターンすべてを通して1枚じゃ。



土地は1ターンに1枚だけ出せる・・・と。



一通り手札から出したら②の戦闘前メイン・フェイズは終わりね。もちろん使えるカードがあっても使わなくてもいいわよ。





③戦闘フェイズ
③ー①戦闘開始ステップ



ここは単純に今から戦闘に入るっていうのをわかりやすく相手に伝えるだけね。かっこよく「メインシステム、戦闘モード起動します」なんかでもいいわよ。



聞いたことあるような・・・。本当にそれでいいのかな。



次③ー②攻撃クリーチャー指定ステップ



このあたりからは前回の講座「戦闘」での内容も入ってくるのう。復習も頼むぞい。



③ー②攻撃クリーチャー指定ステップでは自分のアンタップ状態のクリーチャーをタップして攻撃することができるわね。



ここでまた重要なことじゃが、クリーチャーは出したそのターンには攻撃したりタップする能力を使うことができないぞぃ。これを「召喚酔い」という。



召喚酔いですか・・・。酔ってるので落ち着くまでは行動できませんって感じでわかりやすいですね。ということは先攻プレイヤーの1ターン目だとここもなしですね。



実は先攻プレイヤーの1ターン目で攻撃できるという状況もあるんじゃ。それについては別の機会に説明することにするがの。



じゃあ③ー③ブロッククリーチャー指定ステップ



これもそのまま自分が攻撃した場合に相手がブロックするかどうか、どうブロックするかを選ぶタイミングね。



どんどんいくよ③ー④戦闘・ダメージステップ



戦闘ダメージでクリーチャーを破壊したりされたり、相手プレイヤーにダメージを与えたりするわよ。



もちろん攻撃クリーチャーがいない場合、このあたりは省略されるでの。



戦闘の最後は③ー⑤戦闘終了ステップ



③ー⑤戦闘終了ステップはこのタイミングで使える呪文を持っていたら、その呪文を使うか選べるわ。



「戦闘」全般に関してまた復習しなきゃ。





戦闘が終わって④戦闘後メイン・フェイズ



これは②の戦闘前メイン・フェイズとまったく同じね。まだ土地を出していなかったら土地を出して~ってね。



さっきも言ったが土地は1ターンに1枚しか出すことはできん、戦闘前と後のメイン、どちらかで1枚じゃから気をつけての。



はい!





最後は⑤最終フェイズ
⑤ー①終了ステップ



⑤ー①終了ステップでは「終了ステップの開始時に〇〇」っていう能力が発動するわ。もちろんその能力をもつパーマネントがあればね。



⑤ー②クリンナップ・ステップ



⑤ー②クリンナップ・ステップは手札が多い場合に捨てるタイミングね。



MTGでは手札の上限は7枚、もしクリンナップ・ステップで8枚以上の手札があれば7枚以下になるように捨てんといかんぞ。それとターンの終わりじゃから、このターンのみ有効の能力や効果が終わるのう。



これが1ターン目先攻プレイヤーの流れだね。アトちゃん、大丈夫そう?



不安なところもあるのでメモしたのを後で見直します。



わからなければなんでも聞いてね。



次は1ターン目の後攻プレイヤーの番になるね。これは簡単で基本的には①ー③のドロー・ステップでカードをライブラリーの上から1枚引くのを追加するだけだね。



先攻プレイヤーがアップキープに発動する能力のカードを出しておらなんだらの。まぁほぼないじゃろうからピレくんの言った通りドローでカードを1枚引いて、あとは同じ流れじゃ。



1ターン目の後攻プレイヤーの番が終われば、先攻プレイヤーのターンになるけど、2ターン目からはドローで1枚引けるから忘れないでね。



あとはこれを繰り返して、基本的にはライフが0点になったプレイヤーの負けってことだね。



このあたりは実践してみないと言葉だけでは難しい部分もありますね。



ピレくんが説明下手でごめんなさいよ。



あ、いえそんなつもりでは。



アトちゃん、いいんだよ。やっぱり人に説明するのって難しいよ。



そうじゃの、しかし人に教えるということは自分の成長にもつながるんじゃぞピレくんよ。



そうですね博士。自分も勉強しないと教えることは難しいですもんね。



終わる前に今回出てきた重要なことをまとめておきましょうか。



そうだね。
・「ライフ」とは自分の体力やHPのことをいい開始時は20点でスタートする。
・「ライブラリー」とはデッキ、自分で作ったカードの束のことをいう。
・「パーマネント」とは自分がコントロールしているすべてのカードのことをいう。戦場にでている土地やクリーチャーなど。



・初期手札は7枚
・先攻プレイヤーは最初のターンのドロー・ステップをとばす。
・手札の上限は7枚、8枚以上あれば最後、ターン終了前に捨てる。
・クリーチャーは出したターンには攻撃やタップが必要な能力を使えない。これを召喚酔いという。



アトくんに1つよい呪文を教えてやろう。「アンタップ、アップキープ、ドロー」じゃ。



「アンタップ、アップキープ、ドロー」・・・あっ、①の開始フェイズの順番ですね。



あぁ昔そういえば言ってたわね。



懐かしいね。ほんと「アンタップ、アップキープ、ドロー」って言いながら①の開始フェイズをプレイしたら順番も間違わないしいいよ。



はい!順番も難しいなって思ってましたので、とても助かります。



今回はここまで。難しく聞こえたかもしれないけど実戦を経験するとすぐに覚えれると思います。



例によって公式サイトがわかりやすいので見てね。



その通りだね、ではまた。